ISO9001次期改訂の状況 ~CDの投票結果を審議したSC2会議~

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ISO9001次期改訂の状況 ~CDの投票結果を審議したSC2会議~

★ ポルトガルのポルトというところで、ISO9001のCD(委員会原案)についての会議を開催したとか聞きましたが?

-そのとおりです。2013年の11月に、リスボンに続くポルトガル第二の都市で港湾都市としても知られるポルトで、ISO/TC176の総会に合わせSC2の会議が開かれました。この結果については、2014年の1月15日にTC176の国内委員会が開催されて、JACBからの派遣委員も報告を受けました。

★ SC2の主な議題は何だったのですか?

-2013年の6月に次期ISO9001のCD(Committee Draft;委員会原案)が発行され、同年9月までの3ヶ月間行われた投票結果の確認と、投票の際に集められたCDに対する意見を検討することが主要な目的でした。

★ 投票結果は賛成多数で、約3,000件のいろいろな意見が集まったということはこのシリーズ前回の「始まった改訂活動」で知っていましたが、多数の意見の検討は大変だったのでしょうね?

-約3,000という意見の数は意外に少なかったという印象を持ったSC2の委員たちもいたようでした。合意をベースとするISOの規格作りですからどの意見も無視することはできない訳です。担当のWG24(作業グループ)では、いくつかのグループに分かれてこれらを検討したということです。

★ そうするとこの後はどうなるのですか?

-WG24はこの結果に従ってCDの修正案を作成し、2014年3月にパリでSC2の会合を持って検討します。パリ会合が順調に進展すれば、その結果から同年4月にDIS(Draft International Standard; 国際規格原案)を発行して全ISO加盟国に回付し、各国での翻訳に2ヶ月の期間を充てた後に3か月間の投票を開始するという大枠が考えられているということです。

★ 寄せられた意見でもめることはなかったのですか?

-「product」という用語をCDでは「goods and service」に置き換えることが提案されていましたが、これには反対の意見も多く、決着は次回に持ち越したということです。

★ その他、役に立つ情報はありませんでしたか?

-TC176の製品といえる規格類とコミュニケーションを支援するための作業グループ(WG23)、言い換えると、規格改訂の広報活動を担当するために設置されている作業グループが活発に活動していると報告されていて、そのグループが作成した文書のうち、ISO9001:2015へ向けた改訂案の状況について一般向けに作成した資料と、リスクにもとづく思考に焦点を当てた資料のPDF版を公表しています。参考になると思いますので一般財団法人日本規格協会が公開している翻訳文書にリンクを張っておきます。原文を参照したい場合はISO/TC176/SC2のサイトを参照下さい。

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